留守番のお駄賃

一人で出かけて帰宅すると、アンと千代が玄関からずっとついてくる。

台所に向かうと、期待の眼差し。

「お留守番してた!」

「あたし、えらい!」

「だから、おやつ…」

千代はさらに、請求が直接的。

アンとは逆方向から飼い主の横に回り込み、

「こっちのな…」

「この引き出し」

「ここにあるだろう、ちゅ~るが」

左を見ると、おやつをもらう気満々の小娘。

右を見ると、キッチンカウンターからアップで迫るおっさん。

…毎度、お駄賃の取り立てが厳しい。

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