引き際を知らない犬

アンは、千代にくっつきたい。

さり気なく、

さり気なく距離を詰めて、

どうにか並んだ。

でも、もっとくっつきたい。

千代の耳が、既にいわゆる「イカ耳」になっているが、気にしない。

気にしない。

気にしない。

それがアンの生きる道。

…これは大好きの抱擁ではなく、首をつかんで小刻みに蹴りを入れているところ。

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